dalichoko

しょうもない

KAWS TOKYO FIRST 

KAWSことブライアン・ドネリーの展示を目の当たりにしてきました。


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驚きました。これほどKAWSが人気あるなんてすごすぎます。それは彼がまだ19歳の頃に日本を異邦人(エイリアン)として訪れたことに起因しているようです。

 

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ガイコツと目の☓が彼の作品のトレードマーク。

 

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現実のあるキャラクターや人物などを彼のキャラにすり替える、という作品でいかにもポップカルチャーという見栄えのする内容なんですね。素晴らしく華やかで見事でした。

 

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これ、すごいでしょ。自分の目を疑いました。アトムがピチューの内蔵を取り出してますよ。これどういう意味があるんでしょう。

 

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とにかく大勢のお客さんですごい熱気。若い方が多い印象でした。いずれの作品も明るく楽しい印象ですが、よくよく見るとグロテスクだったりします。

 

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ではそれに何か意味があるのか?というと本人はそれほど反社会的な思想を示そうとしません。彼の脳の中には自然とこうしたイメージが湧いてくるようです。

 

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あるいは敢えて本音を隠して見る者に何かを伝えようとしているのか。それはわかりませんが、この壮大な企画の向こうには見えない大きなテーマをほのかに感じさせる内容でした。

(=^・^=)

 


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ドーナツ経済 成長の限界 配分社会へ

ラワーズ博士は偉人の言葉を並べ、金融の罪を説く。
ニュートン「人間の狂気は計算できない。」という自然界のジレンマを示し、
ミンスキー「金融の世界では、安定が不安定を生む。安定するとリスクを冒そうとする。」
聖書、マタイの法則にまで触れ「富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる。」マルクス資本論で同じことを書いている。

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第4章はシステムについて解説を加える。
気候変動のダイナミズムを受け、人々の脳に潜む”成長”概念を改め、ニック・ハノーアーの言葉通り「機械脳から庭園脳へ」と変える必要性を示す。
こうした考え方を改めることを前提に第5章では、分配について設計している。成長による獲得から、あるものを分配(シェア)するという社会への変化。
 
ピケティ「富の集中、不平等はひとりでに生まれ、いずれ能力主義的な価値観は根底から覆る。」
IMF「成長と再配分は両立しない。」(彼らは再配分を前提としていない。)
不平等でいうと、貧しい国や地域ほど犯罪や精神疾患や十代の妊娠、肥満、ドラッグなどが多く、それは地域社会の崩壊、つまりノマドランドのように「郵便番号が消える町」として消えてゆく。
 
このような過去の事例を見れば、もはや成長の限界がきて、残されたものを配分するしか生きる道がないということだ。日本はある意味でその最先端だろう。もう親の世代からの預金や財産も底をつき、未来は消えてゆく。成長もない。
 
第6ではいよいよ本題の「環境」について論じている。
CO2を”ゼロにする”ではなく”ゼロ以下にする”という目標を掲げることが求められている。
しかしドーナツでビジネスは可能か?という問題が残る。環境にいいことは金にならない。だから結局何もしない。排出量取引などをしている場合でもない。削減できなければ金を払う、という概念にムリがある。「悪の程度を下げても善にはならない。」保育園に遅刻する母親に罰金を課すのと同じ結果になるのだ。

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最後に第7章で「成長にこだわらない」ことを求める。
長い歴史でGDPの成長がもたらしたのは苦しみだけだ。成長という十字架を背負って誰もかれもが生かされている。幸せとは何か?成長とな何か?について個人が真剣に取り組まないかぎり”成長”という亡霊につきまとわれて地球は滅びゆくのではないか?
とても刺激的で興奮した。
「待ったなし」これがこの本の主張だった。
(=^・^=)
 
 
 

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ニーナ・シモン 魂の歌

ニーナ・シモン 魂の詩』を鑑賞。町山智弘がラジオで紹介してたらしい。
きっかけは先ごろ映画館で見た『サマー・オブ・ソウル』。

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冒頭、なぜシモンが失踪したのか?という手紙の文字が示され、そのあとジャズフェスティバルで彼女が紹介され、静かに登場する。そして深々と長い時間頭を下げてお辞儀をし、万来の拍手を浴びて客席を見下ろす。拍手が鳴りやんでも彼女は客席を見下ろし見渡す。このワンシーンだけで映画が成立している。彼女の生い立ち、彼女の才能、彼女の戦いなど、ありとあらゆる意味がこのワンシーンに込められている。
そして最後に同じシーンが繰り返されるのだが、映画を一通り見終えると、このワンシーンの感じ方がまるで変わる。久しぶりにステージに立つ彼女の気持ちが乗り移るようなシーンだ。客席に向かってお客を叱りつける刺々しいシーンがある。これが彼女なのだ。『サマー・オブ・ソウル』で彼女の攻撃的で自信に満ちたシーンを見た後だけに感動が倍増する思いだ。

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貧しい生れの彼女は、幼い頃ピアノを弾いているところを白人の音楽教師に認められ、英才教育を受ける。彼女が弾いたピアノはクラシックで、そのことが彼女のトラウマとなっている。その才能はジュリアード音楽学院に入学ができるところまでいくのだが、残念ながら落ちてしまう。落ちた理由は「黒人だから」。

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このことが彼女の前半生に大きく影響する。彼女は「アイ・ラヴ・ユー・ポーギー」の大ヒットでアイドル的な人気者になるが、次第に攻撃的で政治的なメッセージをダイレクトに発信する存在へと変わってゆく。ミシシッピ・ゴッダム」などという激しい曲がヒットする反面、だれもが彼女を腫れ物のように感じることになる。結婚した敏腕マネージャーを夫に迎え、娘が生まれるなど幸せな生活と多忙な日々は、彼女を次第に狂気という病へと進めてゆくのだ。

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大きな反動の中で、彼女自身も強い揺れを感じながら、彼女と彼女の家族やスタッフなどの人生は目まぐるしく変化してゆく。特に、彼女が夫から受けた暴力を、自らが娘を虐げることに連鎖する話しは正気では聞くことに堪えられない。暴力が暴力を生む。暴力の連鎖。彼女がキング牧師の非暴力運動に対抗した結果が最後に示される。彼女を支えた人々の証言と彼女自身の声を重ねてゆくこの映画の真実を、いま分断されたアメリカを間近に感じながら見ること尋常ではいられない。
この映画を演出した女性監督のリズ・ガルバスの才能も感じさせる。
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ドーナツ経済 金融が支配した100年

第2章でラワーズ博士は全体を俯瞰します。
将来不安、家計支出減少、雇用減少(失業増加)、国全体の所得が減少しているデフレ、すなわちスパイラルの仕組みについて解説します。不況が不況を招くデフレスパイラルケインズは町にいる大量の失業者や浮浪者を見て「政府支出を増やす」という提案をします。有効需要政策ですね。チャップリンの映画なでよく見かける光景こそまさに大恐慌のあとの失業状態です。

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さらに当時はソ連の驚異がありました。冷戦です。軍拡競争で東西が分裂する中で、新自由主義が台頭してきます。ハイエクフリードマンなどの新自由主義者の影響をサッチャーレーガンが引き受けて福祉を切り捨て、どんどん経済は良くなってゆく。よくなってゆく反面、格差もどんどん拡大してゆきます。不平等が広まりますね。

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ラワーズ博士はここで公共経済学のエリノア・オストロム博士の主張を紹介します。問題は行き過ぎて膨張した金融政策とそれに乗じた金融政策だと。「信用創造」という仕組みのからくりについて批判し、金融はあくまでも利用するものであって支配するものではないと問いています。新自由主義政策は結局金融サイドを膨張させてしまったんですね。

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また、国境を超えた貿易も諸刃の刃だといいます。交易によって国内の雇用は失われ、多かれ少なかれ生産拠点がどんどん海外に向かうと、映画『ヒルビリー・エレジー』や『ノマドランド』で示された空洞化が進む。人々が広く利益を享受するような自由貿易も自由市場もいずれも幻想でしかないということでしょうか。
 
そして第3章は、アダム・スミスの『道徳的感情論』から始まる人間性の形成について問題提起してゆきます。マーシャルは「人間の欲は無限だ。」と言いました。我々の日常も消費を促すおとり広告のオンパレードで、パソコンやスマホを見れば欲しい物がアルゴリズムで宣伝されている。エドワード・バーネイズの言葉を引用して「我々は見ず知らずの人たちによって、好み、心、考え方まで吹き込まれている。」と。
他人に作られた個人の欲望を捨てて、社会性にもっと目を向ける教育が必要だということですね。マイケル・サンデルが”正義”をかざそうとする例に時々でてくるインセンティブ。人は時としてインセンティブのために動こうとしますが、それは大きな間違いだと言っています。
子供に読書を薦めるため、本を読んだら2ドル、というルールを作ったら、子供たちはたくさん本を読み始めたそうです。ところがあとで読んだ本のことを聞くと、内容を全然覚えていない。
あるいは
託児所に遅刻する母親に罰金を課したら、遅刻が増加した。
など、あらゆるインセンティブの失敗事例が紹介されてゆきます。ところが、タイヤの無料交換を看板に掲げる店の事例は微笑ましいです。
「財布の中身が気になるなら、すぐに無料でタイヤを交換します。」という看板に誰も寄り付かなかったのに「環境問題が気になるならすぐに無料でタイヤを交換しましょう。」と表示したら行列ができた。
という話です。世界は常に競争も真っ只中です。しかし反面、心のどこかになにかの役に立ちたいとい心理もあるはずです。このあたりの思考を一気に変えてゆく必要の迫られている、というお話でした。
(=^・^=)
 

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子供はわかってあげない ・・・な!

いつもしょうもないブログですいません。読まなくても結構です。

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沖田修一監督の最新作、といっても『おらおらでひとりいぐも』より前、2年も前に作られた映画がようやくここに日の目を見ることになったといういわくつきの作品ですね。
笑顔で背泳ぎをする主人公美波を上白石萌歌さんが好演しています。すっごく面白かったです。

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この劇場で舞台挨拶があったんですね。小さな劇場ですけど、熱気ムンムン。どうでしょう、日曜日の朝10時の回でしたが、なんとなく年配の方が多かったような気がします。若干オタクな方もいたかもしれません。もともとは田島列島さんのマンガが原作で2014年にリリースされたもののようです。恐ろしいことに7年も経過しています。

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最初のシーンはアニメです。見る映画を間違えたのではないかと錯覚させるほどクオリティの高い?アニメシーンが真剣に始まるんですよ『魔法左官少女バッファローKOTEKO』。左官少女って「ええ〜」って感じですけど、セメントの父親をコンクリとモルタルの二人の息子が励ますのを左官少女KOTEKOが手伝うというシーンに主人公の美波ちゃんが涙するシーンから始まって、この家の人の良さそうなお父さんもジーンと涙を流し、それを後ろで見守る母親と家を駆け回る弟、追いかける美波ちゃん、とこのシーンがワンカットで撮られます。もともと沖田修一監督は余韻を大事にする監督で、ワンシーンワンカットが極めて印象的に使われます。これすごいんですよ。

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水泳部で活躍する美波ちゃんが、同じ学年の書道部で門司くんと仲良くなって、ついつい自分の本当の親のことをぽろりと話して、記憶にもない実の父親を探しに行く、という物語なんですね。

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門司くんの家は代々書道家の家で、門司くんも夏休みに子供たちに書道を教えています。そしてゲイで探偵のお兄さんに美波ちゃんの父親探しを依頼すると、すぐに探してくれて、本人のところまで連れていってくれるんです。美波ちゃんは水泳部の合宿だと親に嘘ついて父親との数日間を過ごします。

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トヨエツさん演じる実の父親は、元新興宗教の教祖で、今は指圧師。ここでの生活を淡々と描く映画。これはもう『南極料理人』から沖田修一監督の得意とする、定点観測。ある場所を軸にじっとその生活を見つめるという手法。そこにはほとんど抑揚がないんですけど、実にコミカルで笑いを誘うんです。

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実に面白かった。よくよく考えたら沖田修一監督作品を映画館で見るのは初めてだったかも。やはり大きな画面で大勢の皆さんと笑いながら鑑賞するのっていいですよね〜。
まだご覧になっていない方はぜひお早めに。

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・・・な

 

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バンクシーって誰?展 アートの価値

写真を撮りすぎたので、小分けにして記事を連載中。バンクシーの代表作が最後に示される。

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アメリカの消費意欲はいまだに衰えず旺盛だ。世界の消費意欲が成長と止める経済の足元で揺らいでいる。そして時として為政者は、お金がなくなると戦争を金儲けに使いたくなる。

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いまこのようにブログを買いていても、しょうもなく無駄なことをしていると思う。目の前のパソコンもまた消費の代表だ。そして手元にあるスマホ。こんなくだらないものが生活必需品だ。そして捨てられた中古品も戦争に加担しているのではないかと思わせる。

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バンクシーの価値を自ら否定する姿勢もまた驚きだ。

 

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ドーナツ経済

イギリス人のケイト・ラワーズさんが書いた本をたまたま見かけて衝動買いしてしまいました。
なかなか重みのある本なので、正確にこの著書のすべてを伝えることはできませんが、要するに昨今企業にも求められているSDGsにまつわる話題とも言えます。ただし、単に環境について掘り下げるという話題ではありません。

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フラワーズ博士は、過去の偉人の言葉をまず並べます。学ぶとはどういうことか。
「いかに学んで、忘れ、ふたたび学ぶか?」トフラー
「実務家は過去の経済学者を盲信する。」ケインズ
「最初に学んだことをあとで捨てるのは難しい」シュンペーター
など、いかに古い考えから脱却するか?という前提条件を置いているわけです。答えは極めて簡単なのだが、簡単なことを理解できずに人類は存亡の危機を迎えている。断崖絶壁です。

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第一章 目標を変える GDP→ドーナツ
最初からびっくりするのだが、ラワーズ博士は「巣の中のカッコウ」について説明する。ミロス・フォアマン監督、ジャック・ニコルソンとルイーズ・フレッチャーなどがアカデミー賞を獲得した『カッコーの巣の上で』がよぎる。刑務所かた逃れるために精神疾患を装って精神病院に入院し、その抑圧的な環境と戦うという物語。

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この映画がテレビで放映されることはもうないと思いますが、カッコーは自分で自分の卵を育てない、他の鳥の巣に卵を置いて、孵化したら他の鳥を巣から追い出して乗っ取るという性質があるそうですね。このたとえからカッコーは”のけ者”の代名詞とされているんだそうです。いまさらですが、フォアマン監督の『カッコーの巣の上で』のタイトルの意味がわかったような気がします。ジャック・ニコルソン演じるマクマーフィーがのけ者として追われてゆく。

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2050年には魚よりプラスチックが海中に多くなると言われる世界で、我々が経済成長の尺度として使ってきたGDP(国内総生産)ではなく、地球という生き物を生かすために、我々は過去の全ての常識を捨て去り、価値観を変えていかなければならないのではないか?とい問いへと進んでいきます。
日頃捨てられる食料の10%で世界中の飢えをなくせるとか。都市人口が全人口の半分を超えたとか、数字を羅列することだけでこの著書の危機意識が伝わります。

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ニュージーランドの若きリーダー候補、クロエ・スワーブリックさんとラワーズ博士のツーショットもまた刺激的でわくわくしますね。
つづく(=^・^=)
 
 
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