dalichoko

しょうもない

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

村八分の連鎖

昨日ランチしてたら、ある地方都市で不幸があってでかけたとき、東京から出向いたというだけで白い目で見られた、という話。ある方は家に卵や石を投げつけられたという。GoToキャンペーンも注意しないといけない。”東京=コロナ”というイメージの連鎖がある…

草笛物語 葉室麟著

感動で打ち震えて涙が止まらない。 葉室麟さんのことをほとんど知らない中で、幾度か葉室さんの作品を読むにつれ、彼の優しさとぶれない軸のようなものを感じさせてくれる。いまもはや晩年を過ごそうとする身である自分にも、残り少ない命の時間を示してくれ…

レベッカ 最後の最後まで目が離せない

かつて見たアカデミー賞作品賞を受賞したアルフレッド・ヒッチコックの『レベッカ』は1940年に公開された映画。もちろんモノクロ映画だったわけだが、意図的にぼやけた映像がこのドラマをどこか見えない重苦しい世界にいざなうものだった。 あれから80…

アーティゾン美術館

3つの展示を一気に見せる豪華な美術館だった。とても満足した。 美術館に行く行為は旅に似ていると思う。 そしてかつて旅した色々な場所が思い起こされる。 瀬戸内海だったり、養老渓谷だったり、飛騨高山だったり、高松、三重の津、佐久島、金沢、豊田市、…

老いるショック!

正式なタイトルは『マンションの老いるショック!』(松本洋著、日本橋出版)である。 分譲マンションを取り巻く環境。それはマンションが”都市化”の代表例という意味で、現状の日本全体を象徴するような内容で興味深い。 バブル期をピークに住宅の資産価値…

世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ

映画として優れた作品だった。日本映画は衰退の一途を邁進し加速させているが、このドキュメンタリーという分野である種の可能性を残しているように思える。 これは素晴らしい映画だった。日本映画だ。プロデューサーは大島渚監督の次男大島新氏。感動で涙が…

ピーター・ドイグ展

東京に戻ってきて心から嬉しく思うことは、アートに接する機会に恵まれていることだ。展示が充実していることもさることながら、その空間も楽しめる。たまに一人で過ごす時間もまた空間とともに永遠を感じさせる。 竹橋の国立近代美術館に向かい終わり間近の…

逆転する家族関係 すべてはコスト

少し前に従兄弟と再会して久々に食事したら、親の面倒が大変だと言っていた。お互いの祖先を同じくする者同士、慰め合うような話題になった。しかも彼は、奥さんにお父さん(自分からすると叔父さん)の世話をさせている引け目がある。 彼には弟と妹がいて、…