dalichoko

しょうもない

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

天気待ち 野上照代著

草思社文庫から2016年8月8日に初版として出された本。 「完本 天気待ち 監督・黒澤明とともに」 黒澤組最後の生き残りとされる野上照代さんの本。実にユニークで面白い本だった。 ちなみにイラストも野上照代さんが描いている。 かねて野上さんが出さ…

ソング・トゥ・ソング

『ホモ・サピエンスの涙』や『燃ゆる女の肖像』など、ほぼ無音の映画を連続して堪能した対岸で、テレンス・マリックの音楽で満ちた映画に接する。 2017年にアメリカで公開されながら、日本で公開されるまで3年かかったテレンス・マリックの秀作『ソング…

ローズ島共和国 ~小さな島の大波乱~

充実したNetflixのプログラムについつい乗せられて、最近は家の目の前にあるゲオにも行かない。娘が漫画を借りる程度になってしまった。トレンドとは恐ろしい。経済がゴソッと動いてしまう。大手の映画会社もコンテンツ不足で悩ましい中、VODがこ…

逃亡者 The Fugitive

テレビは全くといっていいほど見ない主義なのだが、今回は日本に数少ない国際俳優が2名出演するというので『逃亡者』を”必死に”見てしまった。そう、大昔ウィリアム・ワイラーの『必死の逃亡者(The Desperate Hours)』という映画もあったが、あれとこれは…

23階の笑い

Laughter on the 23rd Floor 『おかしな2人』や『名探偵登場』、『グッバイガール』の脚本家などであまりにも有名なニール・サイモンの戯曲を三谷幸喜さんの演出で公演された。余談だが、三谷幸喜さんの劇団”東京サンシャインボーイズ”はニール・サイモンの…

日曜日の憂鬱

Netflix映画の脅威と恐怖を感じさせる。 過去の映画会社がとても資本を捻出しないような芸術系の作品に投資するセンス。アメリカ以外の国にも惜しげなく投資を繰り返し世界に波及するNetflix。 スペイン映画のこの『日曜日の憂鬱』は、ことによると市場には…