dalichoko

しょうもない

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

愛のコリーダ 修復版

大島渚ブームである。『愛のコリーダ 修復版』を鑑賞。 ドキュメンタリー作家の大島新さんの活躍もあるかもしれないが、大島渚が復活している。これには胸が躍る思いだ。 先日の『戦場のメリークリスマス』に続いて、大島作品の修復版として『愛のコリーダ』…

街の上で

東京で映画館が機能していないので、やむなく千葉の流山まで出向く。 きれいな街のきれいな映画館は連休の中日ということもあって閑散としていた。 見た映画は『街の上で』 昨年2月に鑑賞した『愛がなんだ』で評価の高い今泉力哉監督の2019年の作品。 …

オクトパスの神秘 My Octopus Teacher

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る 今年のアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した傑作。 南アフリカの激流が交差する大西洋を目の当たりにする作者の家が舞台。マダコに恋をする男の話、しかもドキュメンタリーである。真実の物語。 このように貝の…

彼女 Ride or Die

www.youtube.com 『Ride or Die』が英語タイトルで、これはリドリー・スコットの『テルマ&ルイーズ』などを連想する。女性同士の愛を描いた映画というとパトリシア・ハイスミスの『キャロル』などたくさん印象深い映画が思い出されるが、最近だと『アンモナ…

ボブ・マーリー ReMastered: Who Shot the Sheriff?

2018年にネットフリックスでリリースされたボブ・マーリーのドキュメンタリーを見た。 www.youtube.com ボブ・マーリーについてここで語ることはしないが、なんというか昨日の大島渚の映画が異常な反響を寄せていたりすることとボブ・マーリーが注目を浴…

アンモナイトの目覚め AMMONITE

『アンモナイトの目覚め』 www.youtube.com 素晴らしい映画だった。一部では『燃ゆる女の肖像』の二番煎じみたいなことも言われているが、似ている部分はあるとして、この映画には全く違う価値が存在すると思う。 ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ロー…

戦場のメリークリスマス 4K修復版

『戦場のメリークリスマス』 公開された1983年も見たし、その後映画館やビデオなどで何度も見た。 そしてまた今回、この映画を映画館で鑑賞して多くのシーンに涙する。 www.youtube.com ほとんどたけしさんがこの映画をリードしているとしか思えない。た…

JUNK HEAD 今すぐ映画館へ!

いやぁ、ついに見てしまった!『JUNK HEAD』 www.youtube.com ストップモーションの怪獣映画やSF映画は過去にいくつも作られた。そして昨今は3Dの時代となり、近々公開される『コングvsゴジラ』だって全部コンピューターだ。そんな時代に敢えて…

大東亜戦争 大島渚

『フェアウェル』を見に行ったとき、大島渚の特集がシネマヴェーラ渋谷で行われると聞いて、1本ぐらいは見に行こうと思っていた。この日の夕方に落語の予定があったので、その前に見るのこの『大東亜戦争』となる。日本テレビで放映されたノンフィクション…

隔たる世界の2人 Two Distant Strangers

Two Distant Strangers 隔たる世界の 2人 32分 www.youtube.com アカデミー賞の短編部門でノミネートされている。キーワードはジョージ・フロイドだ。すごいのは、このフロイド事件が起きた昨年5月のあと、2ヶ月で企画があがり4ヶ月後の9月に5日間で…

ノマドランド Nomadland

素晴らしい映画だった。『ノマドランド』はこれまで見たことのない世界。映画なのかドキュメンタリーなのか、これはいったい何なのか?Nomadland 冒頭のテロップは衝撃だ。ある街の企業が不況で倒産して、地図から”郵便番号が消される”という恐ろしい事実を…

サンダーフォース -正義のスーパーヒロインズ-

夫唱婦随。 ベン・ファルコーンが奥さんのメリッサ・マッカーシーを主演にしたスーパーヒーロー映画『サンダーフォース』。いつもの通りしょうもないギャグ連発のしょうもない映画だ。正直言うとこの耐え難いしょうもなさにも最近次第に慣れてきて、少し前に…

日本史の探偵手帳 磯田道史著

『武士の家計簿』という名著は森田芳光監督により映画になった。(森田監督についてはいつかまた書こう。)『殿、利息でござる!』もまた磯田氏の原作がベースになっているようだ。実に面白かった。武士の年収を現在価値に代え、江戸末期の武士が収入の2倍の…