17歳の瞳に映る世界
これは『17歳の瞳に映る世界』という映画じゃない。
オリジナルタイトルの四択、
Never
Rarely
Sometimes
Always
を選ぶあるワンシーンの意味を探る映画だ。すごい映画。
これはもう見ていただくほか説明ができない映画。ダルデンヌ兄弟が作る一連の映画、特に『ある子供』を連想させ、クリスティアン・ムンジウの『4ヶ月、3週と2日』には大いに重なる部分がある映画。そして17歳という彼女たちの年齢は、過去の多くの作品が取り組む世界だ。キャリー・マリガンの『17歳の肖像』やフランソワ・オゾンの『17歳』も然りだ。大人のつもりで子供、という微妙な世代。
オータムを演じるシドニー・フラナガンはすごい。彼女の実にリアルな演技は演技とは思えない。そして彼女をささえるいとこのスカイラー。とてもきれいな女性。彼女もまた素晴らしい。
この2人の若い女性の生活が淡々と描かれるだけの映画。彼女たちが地元ペンシルバニアを出てニューヨークに向かうロードストーリー。初めて訪れるニューヨークでどぎまぎしながら目的のために必死にすごす数日間の話。
その彼女たちの美しい瞳に映った世界は、『スワロウ』や『スキャンダル』や、先ごろ鑑賞した『プロミシング・ヤング・ウーマン』の世界と同じなので。持っていたお金が底をついて、スカイラーがオータムのためにすることは何を意味するのだろうか。
この映画は何も語らない。
ただ淡々と2人の若き女性をカメラが追うだけだ。その意味では、前日に鑑賞した『少年の君』のようなドラマチックな演出はない。音楽もほとんどない。この映画に描かれるこの2人を取り巻く環境は都会であれ地方であれ同じだ。地方に関しては『ヒルビリー・エレジー』や『ノマドランド』で描かれた世界もまた重なるものがある。
単なる”差別”という言葉すら陳腐に聞こえさせるような、大変壮大なスケールの映画だ。
多くの”男性”が見るべき映画だ。
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