孤狼の血 LEVEL2
『孤狼の血 LEVEL2』を劇場鑑賞しました。
そうしましたら、なんと記念グッズとしてカードがもらえるのね。びっくりですよもう。びっくりすることばかり。
わたくし、、、正直言いますとヤクザ映画大っきらいなのです。『仁義なき戦い』シリーズもなにもかも大嫌い。北野武監督の一連作品も正直言うと好きじゃないんです。目を背けたくなるような血しぶき。指切ったり銃をぶっ放したり、暴力シーンの連続で、なにがなんだかわからない。そんなヤクザ映画がどうも好きになれません。みなさんはどうでしょうか。
前作、『孤狼の血』では、ヤクザから金をもらいつつ、組と組の抗争を控えさせる。ある意味、この世界のバランスをもたらす存在として、役所広司さん演じる大上(狼)がいたんですけど、今回はあの狼が松坂桃李さん演じる日岡に乗り移るんですね。松坂桃李さん、うまいですよね。前作では新米刑事でしたけど、今回は狼でした。
そしてこのバランスを崩そうとする存在として今回は鈴木亮平さん演じる上林という刑務所帰りのこれ以上ないというほど残虐な男が軸となります。この映画は終始この上林を中心に描かれます。彼もまた亡霊のような存在。この亡霊のような二人が最後に長く熱く痛々しい戦いを繰り広げます。これはすごいシーンでしたね。
あとはもう映画を見て、その迫力を堪能していただくしかありませんが、このブログにも昔記事を書きましたが、ヤクザという存在は何なのか?を考えさせられるんですよね。ヤクザはもともと『貧困の受け入れ先』だった。そのジレンマは、西川美和監督の『すばらしき世界』でも描かれてましたね。わたくしの大嫌いなヤクザの存在する理由と価値。
では、問題は何か?本当の悪はいったい誰か?ということをこのシリーズは我々に突きつけます。正義とは何か?
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貼りました。みつけてみてくださいね。