dalichoko

しょうもない

子供はわかってあげない ・・・な!

いつもしょうもないブログですいません。読まなくても結構です。

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沖田修一監督の最新作、といっても『おらおらでひとりいぐも』より前、2年も前に作られた映画がようやくここに日の目を見ることになったといういわくつきの作品ですね。
笑顔で背泳ぎをする主人公美波を上白石萌歌さんが好演しています。すっごく面白かったです。

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この劇場で舞台挨拶があったんですね。小さな劇場ですけど、熱気ムンムン。どうでしょう、日曜日の朝10時の回でしたが、なんとなく年配の方が多かったような気がします。若干オタクな方もいたかもしれません。もともとは田島列島さんのマンガが原作で2014年にリリースされたもののようです。恐ろしいことに7年も経過しています。

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最初のシーンはアニメです。見る映画を間違えたのではないかと錯覚させるほどクオリティの高い?アニメシーンが真剣に始まるんですよ『魔法左官少女バッファローKOTEKO』。左官少女って「ええ〜」って感じですけど、セメントの父親をコンクリとモルタルの二人の息子が励ますのを左官少女KOTEKOが手伝うというシーンに主人公の美波ちゃんが涙するシーンから始まって、この家の人の良さそうなお父さんもジーンと涙を流し、それを後ろで見守る母親と家を駆け回る弟、追いかける美波ちゃん、とこのシーンがワンカットで撮られます。もともと沖田修一監督は余韻を大事にする監督で、ワンシーンワンカットが極めて印象的に使われます。これすごいんですよ。

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水泳部で活躍する美波ちゃんが、同じ学年の書道部で門司くんと仲良くなって、ついつい自分の本当の親のことをぽろりと話して、記憶にもない実の父親を探しに行く、という物語なんですね。

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門司くんの家は代々書道家の家で、門司くんも夏休みに子供たちに書道を教えています。そしてゲイで探偵のお兄さんに美波ちゃんの父親探しを依頼すると、すぐに探してくれて、本人のところまで連れていってくれるんです。美波ちゃんは水泳部の合宿だと親に嘘ついて父親との数日間を過ごします。

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トヨエツさん演じる実の父親は、元新興宗教の教祖で、今は指圧師。ここでの生活を淡々と描く映画。これはもう『南極料理人』から沖田修一監督の得意とする、定点観測。ある場所を軸にじっとその生活を見つめるという手法。そこにはほとんど抑揚がないんですけど、実にコミカルで笑いを誘うんです。

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実に面白かった。よくよく考えたら沖田修一監督作品を映画館で見るのは初めてだったかも。やはり大きな画面で大勢の皆さんと笑いながら鑑賞するのっていいですよね〜。
まだご覧になっていない方はぜひお早めに。

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・・・な

 

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