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しょうもない

人新世の「資本論」 脱成長のマルクス

そもそも「人新世」とは何か?それは「人類が地球を破壊しつくす時代」のことを言う。
 
第三章 資本主義システムでの「脱成長」を撃つ
ここではなんと、ケイト・ラワーズの『ドーナツ経済』が紹介されている。ラワーズ教授は資本主義の中で脱成長を提唱しているが、斎藤幸平氏はそれにも与しない。

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ネガティブ・エミッション・テクノロジー、惨事便乗型資本主義という切り口はつまり「風が吹けば桶屋が儲かる」と似ていて、山火事があれば保険会社が儲かり、バッタが増えれば農薬が売れ、コロナが拡大すればワクチンが売れるという資本主義を示す。どんな場合でも資本は成長に偏る。そして資本が拡大する過程で劣悪な環境で働く労働が資本に搾取され、それは不可視化され目に見えない。
ラワーズはたしかに分配について言及しているものの、資本主義を捨てていない点で不十分だと斎藤幸平氏は言う。
 
第四章 「人新世」のマルクス
ここで「コモン」という第三の道を提唱する。宇沢弘文先生の「社会的共通資本」の思想にも近い、トップダウンではなく下から作り上げる社会という意味だ。

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マルクスが「資本論」の第1巻を書いた頃は、生産力至上主義を否定していなかった。しかしマルクスは晩年に大転換する。それは前回に紹介したリービッヒの『略奪農業』に感銘を受けたことがきっかけだったのではないか。資本は人間も自然も徹底的に利用するという進歩史観を理解した上で、マルクスは「資本論」第1巻から16年をかけて完結するまで大きく転換する間、エコロジー研究に力を注いだようだ。「科学と資本主義の闘争」で資本は搾取的で浪費的であり合理的ではない。
こうしてマルクスは「脱成長コミュニズム」へ転換したということだ。

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この後本書は資本主義の欠点を徹底的に掘り下げる。乞うご期待。
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