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しょうもない

ゴジラのトランク 本多きみ著

ゴジラのトランク』サブタイトルがいいんですよ「夫・本多猪四郎の愛情、黒澤明の友情」っていうんですよ。もう涙涙涙・・・もううるうるですよ。一気に読んでしまいました。

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奥様の本多きみさんが宝島社から2012年にリリースした本です。
知らないことばかりで驚きました。
もともと本多きみさんは、茨城の裕福な家の生まれでの末娘で、東京で映画会社に就職しに出てきて、転職でたまたま受けた東宝に採用されたそうです。その年の女性社員はきみさん一人だったそうです。仕事はスクリプターで黒澤組でいうと野上照代さんの仕事と同じですね。
戦時下で、本多猪四郎さんと出会って結婚するときの条件が「貧乏にしない」だったそうですが、どんどん戦局が悪化してかなり貧しい生活が続いたようです。ご実家が裕福なだけに辛かったことでしょう。
本多猪四郎は言うまでもなく『ゴジラ』の監督です。
とてつもなく偉大な映画監督で世界でも実は黒澤監督以上に有名だったそうです。これは黒澤明監督(以下「クロさん」)自身もそう言ってます。
本多猪四郎監督(以下「イノさん」)は、東宝で助監督として活躍されていましたが、なんと戦争に三回も招集され、同世代の黒澤明監督や谷口千吉監督(八千草薫さんのご主人、以下「千ちゃん」)が監督に昇進するのを先を越されてしまいます。それでも三人は仲良しだったらしいです。イノさんが戦争から帰る時、広島は木1本生えてなかったそうです。
この本の中で、とても目につくのが”お風呂”です。クロさんが結婚する日もお風呂。イノさんが戦争から帰ってもお風呂。特に出征帰りのシーンは涙を誘います。
わたしの嗚咽はイノさんの湯の音にかき消され、窓から上がる湯気とともに夜空に吸い上げられていきました。
こうした表現からもわかる通り、きみさん自身も映画界にいらしたことで、イノさんときみさんのまわりに集う大勢の映画関係者から慕われる存在だったことが明らかになります。本の最後に八千草薫さんとの対談などもあるのはその名残りですね。
ゴジラ誕生のエピソードも興奮します。円谷英二さんとの連携も見事で、これを単なる怪獣映画ではなく、人間のドラマにすることを強く意識したらしいです。人間が見たこともない怪獣が出てきたらどう感じるか?ということを意識しているんですね。
イノさんが晩年寂しくしているとき、クロさんがやってきて『影武者』の手伝いに誘うあたりはホロリとします。そしてイノさんが亡くなって、クロさんが弔事を読むんですけど、ここもまた涙なくしては読めませんよ。もう感動が止まりませんでした。
(=^・^=)
 

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