リスペクト
アレサ・フランクリンのことは1960年代生まれの我々もほとんど知らない。『ブルース・ブラザース』に出ていたことと、晩年は太ったおばさんという印象だけだ。その彼女が幼い頃からとてつもない才能があって、これほどまでに波乱万丈の人生を克服した方だったとは驚きだ。
昨今、『ボヘミアン・ラプソディ』あたりからだろうか、音楽を映画の題材にするのが流行っている気がする。この『リスペクト』もMGM映画だが、MGMといえばミュージカル映画というイメージ。少し前のボリウッド(インド映画)もそうだが、大勢のダンサーが画面一杯に踊るシーンがMGMにも重なる。
ジェニファー・ハドソンが製作総指揮の筆頭に名を連ねるこの映画は、アレサ・フランクリン自身も望んでいた自伝だ。『ドリームガールズ』で大きな感動を与えて、賞を総ざらいした彼女からすれば、アレサ役を自ら演じることになるのは必然である運命だったのかもしれない。素晴らしい演技だった。
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貼りました。みつけてみてくださいね。