dalichoko

しょうもない

語りの複数性 Ways of telling

渋谷の公園通りギャラリーで、また大きな感動を得た。去年の今頃も訪れたギャラリーだ。いわゆるアール・ブリュットアウトサイダー・アートの作品だ。とにかく感動する。

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目の見えない画家の絵画。
耳の聞こえない作家との対話。
死に直面した遺品整理士。
寄席で演じられることのない落語を演じる落語家。(柳家権太楼)
ちなみにギャラリーのエントランスには権太郎師匠の写真がドドーンと飾られている。

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これは『心眼』だ。オチはここに書かないが、夢か現か幻か、というような噺だ。目が見えない状態。だからこそ見えるものもある。これがこのギャラリーのテーマだ。すごいことだ。大森克己氏の作品。

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遺品整理士の小島美羽氏の作品は見た目以上に恐ろしさを感じさせる。これが日本社会のある種の象徴だ。

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この《ゴミ屋敷》と《遺品の多い部屋》というタイトルだ。
ここまできて「はっ」と気づく。このギャラリーの入り口に書かれたメッセージに「この展覧会は、フィクションであり、ドキュメントでもあります。」という文字に引き戻される。そうか我々は錯覚の中に生きている。目や耳が不自由な方の生活とはだいぶ違う感覚(錯覚)に埋もれて生きていることに気付かされるのである。

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少し長いのだが、この映像を覗いてからギャラリーに行かれるとより臨場感が伝わるのではないだろうか。
(=^・^=)

 

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