アーミー・オブ・ザ・デッド
『ジャスティス・リーグ』のザック・スナイダー監督による圧倒的な世界。
主人公はプロレスラーのデイヴ・バウティスタ。ドゥウェイン・ジョンソンと同じキャリアのようだ。圧倒的な存在感でこの映画をリードする。
物語はゾンビに占領されたラスベガスに原爆が投下される前までに、金庫にある大金を運び出す、というミッションを受けた荒くれ者のアーミーというはなし。この計画をサジェストするのが真田広之演じるタナカという人物だったりする。
真田さんがハリウッドで活躍しているのを見るのはうれしい。この役もこのドラマの基軸になる役なので、とても印象的だ。
あとはこの映画に物語はない。金庫破りという『アーミー・オブ・シーブズ』からの続編として先に作られたこの作品は、あくまでもゾンビとの対決がメインだ。金に群がるアーミーがゾンビと戦って次々と敗れてゆく。
ラストはちょっとネタバレになるので書けないが、衝撃的だ。父親である主人公がわけあって娘を連れて行くことになるのだが、最後にこの二人が残ることになる。しかし・・・というエンディング。原爆が落とされる背景に繰り広げられる最後のドラマは胸を打つ。
チームで目的に進む、という意味だと『アーミー・オブ・シーブズ』よりは泥臭く、『エイリアン』を見たときの感覚に似ていると思った。
後がない荒くれ者と金庫破りの前に立ちはだかるゾンビにも、彼らの存在を意味するシーンが示される。ゾンビ虎のイメージは極めて印象的で、映画の中で際立っている。
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貼りました。みつけてみてくださいね。