dalichoko

しょうもない

モスラ 1961年

正直言うと、この偉大な映画をこのクオリティで劇場鑑賞できるとは思わなかった。『モスラ』は素晴らしかった。こんな映画だとは思わなかった。

 

 
1分ほど、映画の始まる前に音楽が流れるのだが、昔の映画はよくそういうことがあったようだ。今のようにネットで指定席を取れる時代ではないので、回の間で入れ替わるとき、座席につくまでの時間を確保する目的だったと思われる。『2001年宇宙の旅』や『風と共に去りぬ』あるいは『ベン・ハー』などもそうだったのではないか。ちなみに『モスラ』の音楽は伊福部昭さんではなく古関裕而さんが担当されている。ザ・ピーナッツが出演するからだったのだろう。古関裕而さんというと、夏に一人で東北を歩いたとき、駅前に古関裕而さんの記念碑などがあったのが思い起こされる。『モスラ』のテーマは永遠だ。

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最初に巨大なタイトルが出たシーンからもう感動してしまう。子供の頃漠然と見ていたこの映画が、なんと政治的な内容だったとは知らず、驚くシーンばかりだった。

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俳優陣も素晴らしく、怪獣シリーズには珍しいフランキー堺さんが記者役で中心となっていた。『ゴジラ』で科学者の役だった志村喬さんは、今回は新聞社のデスク。全く違う役を演じるところが見事としか言いようがない。

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ザ・ピーナッツのお二人や香川京子さんのお美しい姿が画面のアップになっていたのも感動的だ。映像だけでなく音響も素晴らしく、これほど見応えのある映画だったとは驚きだ。本多猪四郎監督の奥様が上稿された『ゴジラのトランク』にもあるとおり、本多監督が3度も出征した戦争体験はこの映画の様々なシーンにも反映されていてリアルだ。子供の頃はどうしても円谷英二さん側のミニチュアや怪獣にフォーカスして見た映画が、年とともに本多猪四郎監督の意図などがわかってきて、見るごとに映画の価値が変化してゆく。心から感動した。
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