dalichoko

しょうもない

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』を2022年最初の劇場映画として鑑賞。
超人ハルクマーク・ラファロが『キャロル』のトッド・ヘインズ監督とともに自ら権利を獲得して作った映画。アン・ハサウェイが妻役として華を添え、主人公の上司役としてティム・ロビンスがいい演技をしている。

f:id:chokobostallions:20220106162128j:plain

企業側の弁護士が企業を相手に訴訟するというドラマだ。このロブ・ビロットという実在の弁護士に光を当てた点が注目に値する。(本人がカメオ出演している)
この映画が伝えようとするのは、社会の矛盾だ。社会構造に問題があるので、この問題は解決できない。テフロンの毒性で地域の牧畜に影響を及ぼすことを立証するために弁護士が立ち上がるのだが、相手のデュポンは全く揺るがない。リアルなシーンとして、やっとのことで地域住民の血液検査を7万人分行ったのに、分析結果が示されるまで7年もかかる。その間、弁護士の収入は激減し、家計にまで影響する。そしてやっと公表された検査結果に対し、企業はひとつひとつ反論するという姿勢を示す。つまり巨大企業はどんなことをしても外敵を徹底して振り払おうと時間稼ぎをする。そして訴える側が力尽きて滅びるまで延々と訴訟を継続する。

f:id:chokobostallions:20220106162145j:plain

こうした企業の在り方を誰もが不快に思うだろうが、この映画はそれだけでは終わらない。地元でデュポンに雇用されている人たちは、こうした訴訟に同調しない。最後は経済が問題を消し去ろうとするのだ。この対決に勝者はいない。いや勝者というならそれは巨大企業の側だけだろう。彼らは勝ち続けることはあっても敗れることがない。そして最悪の場合は『レインメーカー』のように倒産すればいい。賠償額が高すぎて払えなくなれば会社
 

dalichoko FC2 - にほんブログ村

貼りました。みつけてみてくださいね。

にほんブログ村 グルメブログ 日本全国食べ歩きへ

にほんブログ村 旅行ブログ 歩く旅へ

ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!