トールガール2 エミリー・ティン
きっかけはサブリナ・カーペンターだったと思う。彼女の『Wok It!輝けわたし』という映画が素晴らしくて、彼女が出ている『トールガール』をついつい見てしまい、その勢いでこの続編まで鑑賞してしまった。
監督は前作と代わって台湾出身のエミリー・ティンだが、キャスティングは全く一緒だったと思う。背の高い女の子、というビハインドを跳ね返す素晴らしい映画だ。
ここでは背が高いことをビハインドにしているが、人には誰にでも引け目があるものだ。その対比的な存在がサブリナ・カーペンター演じる主人公ジョディの姉ハーパー。姉の身長が152cmで妹のジョディが187cm。なんと35cmも背が違う姉妹だ。
前作で背の高さを超えて幼馴染の彼との恋愛が成就し、ずっと馬鹿にされてきた背の高さを強みに変えて変身を遂げたジョディだが、今回はミュージカルの主役に抜擢されて大きな舞台に立つ過程で自分の中にある強気と弱気の声が重なり合うというドラマ。
色々あってドラマは面白い展開で進むが、今回の目玉は主役のエヴァ・ミッシェルのダンスシーンだ。彼女の身のこなしを見れば経験者であることを察することは容易だ。手足の長さを使ったダイナミックなダンスシーンに圧倒される。
恋愛関係も紆余曲折があって楽しい。自分で自分を克服する。日頃から自信満々でボッシーな姉ですら同じような経験をしていることを知り、自分もまた大人になってゆくというサクセスストーリー。とても良かった。
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貼りました。みつけてみてくださいね。