令和4年2月下席 浅草演芸ホール
狙いは春風亭柳之助師匠だが、同じ日に神田伯山が出てくるというので、早めに移動。
昼席は朝から小さな列ができるぐらいの入り。窓口で木戸銭を払うとき、ドラ猫が愛想を振りまいてくれる。
しょっぱなは桂伸治師匠のお弟子さんの桂伸都さんの「まんじゅうこわい」からスタート。初めての高座だそうだ。声の通りもいいしスジはいいのではないか。素人がこういうと失礼かもしれないが。前日の夜『しゃべれどもしゃべれども』を鑑賞したあとなので、前座や二つ目のことを察しながら聞かせてもらった。
同じ桂伸治門下の桂伸しんさんやナオユキさんで盛り上がる。
周りを見渡すと客席は6割か7割の入りになってきて、女性客も多くなってきた。女性お一人で落語を聴かれる方もいる。伯山目当てのお客さんも多いのだろう。
伯山先生の講談はライブで初めてだが、噂に違わず迫力満点。講談ではなく落語ネタだったが、わずかな時間を独り占めしてしまう凄みがある。「三方一両損」で大爆笑。講談師ってのは落語までキリリとできちゃうんだね。すごいね。
柳之助師匠の出番になって楽しみにしていたが、またしても「時そば」だった。何度聴いても大笑い。そばをじゅるじゅるするくだりを聞くとお腹がすいてきた。
何度も寄席に運ぶと、馴染みの落語家さんや初めてお目にかかる方などもたくさんいて楽しい。どの方もそれぞれ個性があって、その個性を活かして色々なことに挑戦する。落語以外でも昭和歌謡を並べてみたり、古いCMソングで楽しませたり、我々の世代でも知らないようなことを教えてくれる。笑いの場、というだけでなく、学びの場としても充実している。
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貼りました。みつけてみてくださいね。