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しょうもない

スーパーインテリジェンス

メリッサ・マッカーシー主演、ご主人のベン・ファルコーン監督(本人もある役で出演されてます)のコンビニよる新作です。コロナで劇場公開に至らずDVDスルーした作品。その名も『スーパーインテリジェンス
『スーパーインテリジェンス』とはAIであり、ほとんど神です。神のお告げが主人公を翻弄する、という話し。

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ポイントはいくつかあって、AIの神が地球に三択を要求するのね。人類滅亡までの三択です。滅亡するか、コンピューターの奴隷になるか、自ら意識して生活をダウンサイジングするか。すごいチョイスです。

主人公のキャロルはある企業も元幹部ですが、自らの仕事に満足できずに新しい仕事に挑戦するために面接に行くんですけど、それがうまくいかない。そこにカメラを経由して大型コンピューターのAIが狙いを定めるわけです。そしてキャロルを使って人類に対する挑戦をする、という壮大なテーマのお話。

これはもしかするとニック・ボストロムの同名原作を映画用にデフォルメした作品なのかもしれません。原作はとても壮大で哲学的な内容のようですが、映画はとてもわかりやすく見せています。
最後は合衆国大統領まで巻き込んだ大変なスケールの話しに展開してゆきます。すごいです。
AIの神の声を誰がやっているかもお楽しみですね。
面白かった。
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MINAMATA-ミナマタ-

ジョニー・デップはよくやったと思う。
彼がユージン・スミスを演じるという二重性も含めて、ジョニー・デップは凄まじい勇気をもってこの映画のプロデューサーとして偉大な仕事にチャレンジしたと思う。この功績はどんなビハインドがあっても消えないだろう。素晴らしい映画だった。

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ジョニー・デップユージン・スミスになりきっている姿に驚く。そしてユージンと日本の関係についても初めて知る。もちろん当時の彼のキャリアがジャーナリズムとしてのキャリアであることは間違いないのだが、彼の残した写真に威力は芸術の領域だと思う。

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ネタバレになるかもしれないが、最後に彼が命がけで撮ったこの写真こそ、神がかり的な芸術作品だと言える。この写真1枚に至るまでの映画である。

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ビル・ナイ演じる『ライフ』誌の編集長とユージンの関係もまたこの映画の見どころだ。スポンサーなくして彼らの仕事は存在しない。

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日本側の俳優もまたハリウッドと縁の深い真田広之さんや加瀬亮さんや浅野忠信さんらの演技が光るが、なんといってもチッソ側の社長を演じた國村隼さんが群を抜いてこの映画を高いレベルの押し上げていると思う。彼の水俣病患者に対する考え方は聞いていて恐ろしくなるものだが、きっとこれは今も変わらないものだろう。

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そしてこれはユージンとその後妻になるアイリーンとの愛の物語でもある。彼女の支えがあって彼のキャリアは晩年実を結んだ。しかしそのあたりの表現を過度に演出することなく、淡々と演出しているのも好感が持てる。
これは確かに日本を舞台にした映画ではあるが、それほど単純な映画ではない。企業の環境に対する責任や腐敗するジャーナリズム、そしてSNSなどのネットワークへつながる情報の現代性などを鋭く掘り下げる傑作だ。
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新世界秩序と日本の未来 アメリカと中国について考える

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前回の続きです。前回の記事はこちらを押して下さい。(←ポチ!)
いつもしょうもない内容で申し訳ないです。
 
菅政権は崩壊しましたが、崩壊する前にリリースされたこの本で、「国民に国政の長が”自助”を求める国は日本だけだ。」と断じています。ノープラン・ノービジョン・ジャパーーーーーんですね。ひどい国になってしまった、マジで。
 

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はい、ということでこの本の続きです。
第2章はアメリカについて考えます。
アメリカ、それは自由で夢のある国。それがわたくしどもの子供の頃に感じたアメリカ像です。アメリカのものならなんでもいい、という時代でした。
この本では、そうした日本人のアメリカ観というよりも、実際のアメリカについて掘り下げます。またまたキーワード的に列挙します。アメリカについて。

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1、「絶えざる永久革命」常にカウンターカルチャーがあった。
2、なくならない陰謀論
3、「自由」はあっても「平等」という概念がない。
4、アメリカが隠蔽するマルクスの影響。(これは後刻、池上彰さんと佐藤優さんの対談にもつながっていきます。)

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このように、外から見るアメリカの輝かしい一面とは別に、アメリカという国の抱える逆説的ジレンマが存在することが語られます。

対して中国について。これはなかなか面白いです。中国がアメリカ以上に多くの少数民族を抱える国であることを知りませんでした。55の少数民族を集めると、日本の人口より多くなるんですって。ということは、それだけ大きな人口動態が世界を占有しようとしているということですね。

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1、華夷(かい)秩序(中華思想)に国境の概念はない。

2、中国が警戒しているのはトルコとロシアの関係。

3、治安維持費(スパイ、AI等)は10年前から国防予算を越えている。

4、「一人っ子政策」のおかげで5,500万人の男性が余剰し高齢化する。

 (街中に高齢男性の生活困窮者が続出する。)

5、国防費の30%が人件費で軍人恩給負担が増加している。

一人っ子政策」のくだりは衝撃です。当時女児を懐妊すると堕胎を求められるという現実があった。これはとても現実的で哲学的な問題ですよね。
アメリカも中国も似たような系譜でそれぞれに抱える歴史にはそれなりの事情があるわけです。こうしたふたつの大国の今後をどのように占うか?
それはまた次回、ご紹介することにします。
ではまた!
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スイング・ステート IRRESISTIBLE 驚愕のラスト

これはつまり、ヒラリーが楽勝するだろうと言われた2016年の大統領選で破れた民主党選挙参謀が激戦区(スイング・ステート)を取り返すために、ウィスコンシン州の田舎の町長選挙に進出して起死回生を狙うという話しだ。

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すっごく面白いです。とてつもなく面白い。2011年の『スーパー・チューズデー』に近いといえば近い映画なのですが、作り手がジョン・スチュワートだという点で大きく違います。大爆笑コメディです。

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民主党の参謀としてスティーブ・カレル演じるゲイリーが乗り込みますが、乗り込んだ町の人たちは皆さんフレンドリーなんですね。違和感があるほどフレンドリー。そして共和党の参謀としてローズ・バーンが乗り込んでガチの戦いになります。民主党の候補がクリス・クーパーです。

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この人見るとどうしても『アメリカン・ビューティー』を思い出します。怖い顔です。彼の中心に、この町長選挙に大統領選挙並みの人材と資金を集めてどんどんエスカレートしてゆくという話しです。

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ここまでだったら単なるコメディでおしまい、となりますが、ここはジョン・スチュワートのことですから、ただでは終わりません。見る者が言葉を失うとうな「ええええ!」というような驚愕のラストが待っています。「まさか!」というようなエンディング。そしてエンドロールには本物の・・・

これね、日本も総選挙近いですよね、きっと。

この映画を見て冷静で良識のある行動を多くの方がされることをお勧めします。もうびっくりですよ、ほんと。

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新世界秩序と日本の未来 問題提起から

内田樹さんと姜尚中さんの対談本です。これまた衝動買いです。興奮のあまりあっという間に読めてしまった。余談ですけど、本てやはり読む体勢がいるよね。貧しい私は電車の移動中とか本を読むんですけど、結局家でノートを横に読み直します。ロスが多いね。残された時間はないのにね。
 

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はい、ということでこの本、サブタイトルは「米中の狭間でどう生きるか」となってます。これ冷静に考えると、日本て自立国家じゃなかったのね。戦争で中国を占領して、敗戦でアメリカに占領されて、いまはまた中国依存しないと生きていけない。国家として自立した存在意義があるのかね?政局などを見てるとどんどん祖国が嫌いになるよ、マジで。

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序論で姜尚中さんが示したリムランドとハートランドという地政学的な考察から始まり、恐慌(デフレ)の後に構造転換が起きて戦争になった歴史を踏まえ、コロナ禍でアメリカが大胆なベーシック・インカムを行ったことを評価しつつ。「それって社会主義政策でしょ?」みたいな疑問を投げつけるんです。日本政府に対してはもうボロカスです。自分たちの忖度政治で息詰まると、それを「お願い」とか「自助」とか「要請」とかで国民に押し付ける。メディアの筆も鈍いことなど、辛辣に始まります。(いいね!)
 
第1章は問題提起で、2013年から始まった長期政権を総括しています。もうこのチャプターだけでお腹いっぱい。目に留まった点だけ列挙しますと、
 
1、盲信する歴史修正主義者の台頭。(オーウェルの「1984」)←ポチ
2、メディア(政治部記者)が劣化して骨抜きになった。(朝日の鮫島浩さんが辞してそのことを訴えてます。鮫島さんのことは後ほど少し触れます。)
3、忠誠心(独裁化)すると組織の管理コストが下がる。
4、国民を敵と味方に分断して、味方だけの利害を優先したアベノミクス
5、ジェンダーギャップ指数最下位の日本を、アジアは信用しておらず、欧米は日本を眼中にすら入れてない。(これ海外の新聞読んでるとそう思います。)
 

こうした総括を踏まえて、次のステップへと進みます。姜尚中さんの考察に基づいて内田樹さんが応じる、という形式ですが、目から鱗が落ちるような対談です。

 

さて、鮫島浩さんのことは色々なところで報じられてますしサメジマ・タイムスなどで読むことができますが、大島新さんのインタビューなどで鮫島さんの骨のある姿勢が評価されてました。わたくしも鮫島発言に惹きつけられる者ではありますが、彼の所見は所詮自民党中心なんですよ。昔の自民党政治家は・・みたいなこと書いてるうちは彼を信用しない。そもそも朝日新聞なんて嘘ばかり書いて国会で叩かれてきたじゃないですか。この会社全く信用してません。社会党が壊滅したのも彼らのせいでしょう。それはまた別の機会に書く予定です。久米宏さんがずいぶん前に言ってましたが「朝日は叩かれたりない」のだと思います。政権に対峙する唯一の立場をいいことに公平性を逸している。どうせ裏で適当に手打ちしてるような人たちですよ。信用できません。(長年購読してきたからなおさら裏切られた感が強いんでしょうね。)

 

 
 

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赤ひげ 午前十時の映画祭

幾度となく見た『赤ひげ』を午前十時の映画祭で鑑賞、日本橋のTOHOシネマ
劇場は満席です。一つおきの席ですが、ネット予約の時点で空席はほとんどありませんでした。年配のご同輩や先輩方でぎっしり。こみ上げるものがありますね。
大画面で見るドアップの俳優の表情や動きや音を体感しました。素晴らしかった。
この映画についてあれこれ言うのは意味がありません。というか黒沢映画を今更説明しても意味がない。とにかく黒澤明しか撮れない。同じ映画を撮ることは誰もできないという芸術映画だということです。それだけ。

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三船敏郎さんのこの眼差しを映画館の大スクリーンで見ることのドキドキ感。

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香川京子さんの狂女。この変化、その声、息遣い。

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根岸明美さんの長回しの一人芝居。父親のおぞましい死を「安楽だった」と語る赤ひげに驚く保本。

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山崎努さんと桑野みゆきさんのシーンは胸が締め付けられる思いでした。
そして後半は保本とおとよの関係。二人の成長を描くのね。

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この目の表情がすごい。二木てるみさん、当時14歳。
赤ひげが根気強くおとよに薬を飲ませるシーン。

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病が治りかけたときに保本を訪れる許嫁の妹役が内藤洋子さん。この役がなかなか決まらなくて、大変だったそうですね。酒井和歌子さんと接戦だったとか。

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おとよと長坊の心温まるやりとりは、二人がスクリーンに居合わせた瞬間から涙が止まらないのね。頭師佳孝さんの子役時代の演技がうまいことうまいこと。

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この映画を見ずに日本映画は語れませんね。

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黒澤明はこのあと日本で映画を撮ることができず、ハリウッドの失敗後、ロシアで新境地を見出して晩年の傑作を作りますが、この後黒澤映画で人物がこれほどクローズアップするシーンはほとんどなくなります。ある人物にフォーカスすることをやめて群像劇へと変化します。

ちなみに1965年、キネ旬1位はフェリーニの代表作『8 1/2』。黒澤とともに世界をリードしてきた巨匠ですね。『赤ひげ』は興行的にもこの年大ヒットを飛ばしました。

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由宇子の天秤

公開日初日にこの映画『由宇子の天秤』(←ポチ)を鑑賞してきました。
外国語タイトルは『A BALANCE』ですね。いやこれはいかにも現在の日本の映画、日本人が見るべき映画でした。恐ろしかったです。
これ、ちょっとこれから鑑賞する方のために、何も書けないです。
見ていただくしかありません。

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女性のドキュメンタリー監督の由宇子が主人公です。彼女はジャーナリストであり、父親の経営する塾を手伝ったりしています。そして彼女は女子高校生の自殺から波紋を広げる様々な関係者と、塾に通う女子高生をめぐるとんでもない事態の2つの狭間で苦悩します。まさにこの2つの問題が天秤にかかります。
ああ、もうこれ以上何も書けないね。とても暗く深い問題を扱っている3時間近い映画なんですけど、まるでジェットコースターに乗っているようなドライブ感です。それこそ『インディー・ジョーンズ』やスパイ映画を見るようなどんでん返しの連続。マフィア映画のような裏切りに重なる裏切り。しかし誰もか誠実そうな市井の人々なんです。

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なんと初日ということもあって、ユーロスペースには春本雄二郎監督とこの映画のプロデューサーでもある『この世界の片隅に』の片渕須直監督がいらっしゃいました。

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片淵監督は「いつ自分もこういう事態に巻き込まれるかわからない。」と言い、春本監督は「尺の長い映画ですが、飽きさせません。」と言われてました。確かにそのとおりで、緊張感の高い画面ですが、展開とテンポが激変しまくるので、次にどんなことになるか予想できないほどサスペンスフルな映画でもあるわけですね。

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劇場の掲示板には、なんと映画の中で使われた小道具がそのまま展示されていました。

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