dalichoko

しょうもない

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『カモン カモン』 マイク・ミルズ

試写会で『カモン カモン』を鑑賞。監督はマイク・ミルズ。『20センチュリー・ウーマン』の監督。あの映画も親子の映画。母と息子、というテーマはこの映画にも重なる。 www.youtube.com 何も考えずに見るともっさりした映画だが、なかなか巧妙に描かれた…

The Windshield Wiper アルベルト・ミエルゴ

今年のアカデミー短編アニメ賞に輝いた、スペイン系アメリカ人のアルベルト・ミエルゴ監督作品The Windshield WiperをYouTubeで見ることができた。15分の短編。 ”愛する”という甘い言葉とは裏腹に、愛という形の現代の在り方をたった15分で奥深くまで掘…

表現の不自由展④ マネキンフラッシュモブ

そろそろ最後にしよう。「もう終わりにしよう」 フラッシュモブの話題で終わる。 彼らのパフォーマンスは笑わない(バスター・キートンのようだ)、動かない、しゃべらない。海老名駅の自由通路で行われたパフォーマンスを行政が違法だと主張するので、彼ら…

表現の不自由展③ 小泉明郎

まだ続く、「表現の不自由展」。実は相当頭に血が上っている状態である。 ここで自分の意見を展開するつもりはないが、自分はこの国を猛烈に愛している。正月の一般参賀にも行くし、皇室の話題があればそれに目を向けて微笑んでいる。だからといって天皇制を…

表現の不自由② 大橋藍ほか

表現が閉ざされた作品は「平和の少女像」だけではない。たまたまあいちトリエンナーレで注目度が上がっただけだ。逆説的にいうと、この状態を世間に知らしめる役割をあのあほんだらの市長は担ってくれたのかもしれない。◯◯となんとかは使いようだ。 この小さ…

表現の不自由展①  平和の少女像

期間限定で開催された『表現の不自由展』はものものしい厳戒態勢で催された。 일본우익 협박 속 '평화의 소녀상' 7년 만에 도쿄에서 선보여 日本右翼脅迫の中で「平和の少女像」7年ぶりに東京で披露)Yonhapnews 早めに場所を確認するために開催場所に赴いた…

大島渚賞 絞死刑

三回目となる大島渚賞のトークイベントに参加することができた。会場は東京駅前、丸ビルホール。この建物に入ったのは初めてだと思う。 ところで、この記事も長いので読まないほうがいい。しょうもない記事だ。 エスカレーターで7階まで上ると目的のホール…

浜辺の彼女たち 藤元明緒

大島渚賞を受賞した藤元明緒監督の『浜辺の彼女たち』を鑑賞。技能実習生という名の奴隷のような生活から逃げ出す三人の若いベトナム女性の暗い話。 www.youtube.com 映画や読書には連鎖反応が起きるときがある。この映画はたまたま先日鑑賞した『牛久』に向…

聖書 ジョージ秋山

まさかいまさらなにかの宗教を支持しようとかそういう意思はない。たまたま手に入れた「聖書」は、あの「浮浪雲」のジョージ秋山さんが書かれた本である。2005年に幻冬舎から出版されている。 ギリシャ神話もそうだが、聖書もまともに順序立てて読んだこ…

英雄の証明 アスガー・ファルハディ

シネスイッチ銀座でアスガー・ファルハディの『英雄の証明』を鑑賞。初日の夜の会。ちょっと長いよ。 www.youtube.com 黒澤明監督の『羅生門』をベースとした映画を作り続けるアスガー・ファルハディの新作。世界の大御所監督となった彼の彼らしい映画といえ…

ゆず さいたまスーパーアリーナ

YUZU ARENA TOUR 2022 PEOPLE - ALWAYS wirh you www.youtube.com この映像は去年の武道館ライブの短い映像です。二人の弾き語り。声を出せないライブって彼らにとっては辛いでしょ。45歳になった二人が送るライブ。名古屋ドーム以来の参加となった。ゆず…

牛久 トーマス・アッシュ

シアターイメージフォーラムで『牛久』を鑑賞。 たまたま監督のトーマス・アッシュ氏が挨拶に来られていた。 空席が目立つ平日の夜だったが、彼は熱心に少ない観客にメッセージを贈る。 この人道的にも問題のある制度とその施設で行われている暴力行為。映画…