牛久 トーマス・アッシュ
たまたま監督のトーマス・アッシュ氏が挨拶に来られていた。
空席が目立つ平日の夜だったが、彼は熱心に少ない観客にメッセージを贈る。
この人道的にも問題のある制度とその施設で行われている暴力行為。映画の中に出てくるおぞましいシーンは目を覆いたくなる。
彼が手に持っているペーパーはこれだ。
これを見ると、いかに政治、特に与党がこの問題を無視しているかがよくわかる。名古屋税関で亡くなったスリランカ人のウィシュマさんの事件もさることながら、少なくともここで繰り広げられている行為は人間の行為ではない。
アッシュ監督は最後に印象的な言葉を残した。「何もできなくても皆さんは投票だけはできるでしょ?」
見るに堪えない厳しい映画だが、行き場のない彼らを本当におもてなしできるかどうかは、我々の選択にかかっているといって間違いない。
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貼りました。みつけてみてくださいね。