dalichoko

しょうもない

ユダヤ人大富豪の教え

本田健氏の著書『ユダヤ人大富豪の教え』をどこで紛れこんだか家にあったので、移動中に読んでみた。

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本田氏の本はかつて『幸せな経済自由人という生き方』という本を2008年頃に読んでいた。こちらの本が出版されたのが2006年ということなので、先に書かれているようだ。
 

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本田さんはアメリカで出会ったセレブとの出会いを再現しながら、ユダヤ人の金儲けについて解説する話し・・・ではなく、ここに出てくるゲラーさんという初老の紳士がたまたまユダヤ人で、戦時中に日本を経由してアメリカへ逃げたときに助けてくれたのが日本人だったから云々、というよくある話しである。

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『夢をかなえるゾウ』もそうだが、去年(かな?)読んだ『仕事は楽しいかね?』という本も然りで、ドラマ仕立てで読みやすくしたビジネス本というのはかなり売れる。漫画やドラマになるケースもある。
 

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本田健氏のいわんとすることは、要するの人生の強者と弱者の比較である。まぁどの本もそうだが、負け組になるな、というようなことを示して、そこそこの中産階級をジコマン(自己満足)させる戦略だ。
 
ここにも出てくる”経済自由人”とは、究極の”不労所得で生活できる人”であり、だれもがそうなれるものでもない。定年目前の自分がいまさらこんな本を読んでも遅い。まるで臨場感はない。しかし自分の”半生を反省”(ダジャレのようだが)する意味で、本書のざっくりまとめるとこうなる。
 
1、社会の成り立ちを知り
2、金(マネー)の流れを見極め
3、大金持ちになって、社会に還元せよ
 
ということらしい。なんかどこかの宗教団体のような香りも漂うが、この本にも出てくる”寄付”という概念は宗教的だ。日本人にはなじまないが、キリスト教を主流とする国では当たり前だ。金持ちが貧しい人々に寄付をする。そういえば貧しい人々が図書館を占拠する映画『パブリック 図書館の奇跡』も最後に寄付が集まってきたな。
 

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ただ、”物欲”という価値観については学べる。人はどれだけムダなものを買っているか、百均で(とは言わないが)。貧しい人は「じぶんへのご褒美でかっちゃおう。」となるが、金持ちは「いまの自分に必要ないから、こんど買おう。」と買い物を先送りする。弁護士も医者も金持ちかもしれないが、真の経済自由人ではない。彼らの立場に寄生する高価な買い物(車?家?宝石???)のために貯めた金をはたき、ことによると莫大な借金をする。本当の金持ちはムダな買い物をしない。あるいはストックを持たない。
 

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こうした教えは、まだ残された人生にも役立つだろうか。この本でモチベーションが上がるようなことはまるでないが、日常のムダを少なくするのにはいい刺激だ。ムヒカさんに叱られないように生きてゆこう。
(=^・^=)
 
 

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