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しょうもない

ナイル殺人事件 ケネス・ブラナー


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クリスティー原作の映画というと、どうしても1974年版シドニー・ルメットの『オリエント急行殺人事件』。アルバート・フィニーのポワロがどうしても原点。ジョン・ギラーミンナイル殺人事件ピーター・ユスチノフも同じイメージで演じていたが、その優雅でのったりした雰囲気が印象深い。と、言いながら、実は1978年は映画館で見ていない。

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 ケネス・ブラナーが自らポワロに扮して2本も大作を撮る意味はなにか?と考える。それが今回の作品の冒頭に見事に綴られている。ベルギー軍でドイツ戦に従軍したポワロが自軍の窮地を救いながら上官の爆死に巻き込まれ、顔の半分に深い傷を負う。このシーンは極めて重要だ。『ダークナイト』のツーフェイスのように傷ついたポワロを優しく慕うのは看護婦のカトリーヌ。この名前は、前作『オリエント急行殺人事件』にも出てくる名前だ。ケネス・ブラナーはこの2本の映画をカトリーヌに捧げているのだ。

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 この文脈でこの映画を見ると、愛と欲望と金(財産)が一直線に繋がってくる。

何度か映画やドラマ化された密室劇の裏側には、時代が替わっても変わらないものがある。この映画には深い深い現代性がある。

 

そしてなんと、TV版で長く製作された「名探偵ポワロ」シリーズと比べると、色々な違いが示されて面白い。そして何より、リネット役を若き日のエイミー・ブラントが演じていて驚いた。サイモン・ドイル役はJJ・フィールド
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