dalichoko

しょうもない

半地下の快挙

にほんブログ村 グルメブログ 日本全国食べ歩きへ
にほんブログ村

 

アカデミー賞の発表があって、天才ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が作品賞を受賞した。国際長編映画賞はもちろん、ポン・ジュノが監督賞も受賞した。

パルムドールと受賞作品のアカデミー作品賞は『マーティ』以来。外国語映画の作品賞は『アーチスト』以来だそうだ。

f:id:chokobostallions:20200210203724j:plain

そういう記録とかよりも、ポン・ジュノ監督のハリウッド戦略は巧みだ。『スノー・ピアサー』や『オクジャ』でハリウッドと対等に渡り合い(というか資金をたんまり出資させ)、自国でこれまでにないかなりプライベートで独創的な映画を演出してアカデミー賞をゲットしたのだ。この巧みな戦略に敬意を表する。

 

しかしながら、こういう下品で商売っけのある話よりも、このところの高品質な韓国映画の代表する形でポン・ジュノが世界最高峰のパルム・ドールアカデミー賞を受賞したことの価値が、この映画の本質にひた隠しにされている世界の現実だった、というのが驚きだ。つまり、、、

 

世界は半地下状態

f:id:chokobostallions:20200210203744j:plain

にあるのだ。半地下の快挙である。

もともとこの半地下状態、言い換えると中途半端な中流意識は世界を安定させていたのだ。中流階級の安定は経済学的にも安定を示す。貧しくもないけど大金持ちでもない、というこの中途半端さが世界平和に礎だった。しかし、この映画の示すものは、その中途半端な中流階級がいよいよ貧困化してきたことで、世界がどんどん悪い方へと向かうことを暗示している。この映画の象徴的に描かれる豪雨。世界に広がる自然災害と中流階級の没落は比例しているのだろうか。新海誠監督の『天気の子』や、阪本順治監督の『半世界』も、どだろういずれも半端な世界が沈んでゆく。

 

その意味ではアメリカという国家が半端の代表だったのに、格差の広がりと富の集中が、韓国代表の『パラサイト 半地下の家族』を選んだ必然は確かにある。

 

半地下の快挙には、案外アメリカという国家をも重ねて透けてみるようにも感じさせるのだ。

 

(=^・^=)

 

  

にほんブログ村 グルメブログ 日本全国食べ歩きへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ