地獄の花園
バカリズムの脚本を映画化した2作目。前作は『架空OL日記』で本人が主演だったが、今回はちょい役のみで、主演は永野芽郁さんや広瀬アリスさんをはじめとする旬な女優さんによるお笑いである。監督はミュージシャンの映像ディレクター関和亮氏。
まあとにかく面白い。予告編からして面白い。というか予告編でほとんど語られ尽くしているので、映画はそのディテールを追うだけなのかもしれないが、OLの派閥抗争を描くドラマである。
とにかく次から次へと展開する話は、どうやら過去の学園抗争ものの漫画から集めているらしく、ありとあらゆるテーストが込められているようだ。このジャンルは全く縁がないのだが、このようにしてみると単純で面白い。とにかく喧嘩の強い者が勝つ、という話だからその背景に特別な意図はない。
途中入社の広瀬アリスさんが、会社の小ボスを次々と倒し、次に周辺にある会社のOLも木っ端微塵にすると、最後に大手会社の大ボスが同僚の永野芽郁さんを誘拐する。そして広瀬さんが永野さんを救いに行くと、驚くべきことが起きるという話である。
バカリズムのインタビューなどを読むと「芸人なので面白ければ何でもいい。」という考えなので、これはこれでいいと思う。このところ暗くて厳しい話の多い世の中で、映画もまた内面に向かう暗い話が多かっただけに、こういうしょうもない明るい映画は逆に力になるように感じる。とてもおもしろかった。
それにしても名だたる女優さんたちがよくこういう役を引き受けたと驚く。そしてワイヤーアクションも含めて、対決シーンを真面目に演じているのもいい。
大いに笑わせてもらった。
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