スケーターガール
単純でわかりやすい映画だが、町山智浩さんの解説を聞くとよりこの映画を深堀りできる。これは単なるインドの片田舎に住む少女のサクセスストーリーではないということだ。
カースト制度は表向きはなくなったはずだ。しかしこのドラマの中で露骨にカーストが意識されている。この少女は学校にも行けない。その理由が生理だからだったりする。ほかにも父親の独裁でスケボーもできないだけならいいが、学校で親しくなった男友達との接触も妨害する。この父親はたけしさんのお父さん『たけしくん、はい!』の父親のようで、収入は少ないのに見栄っ張りで強情を張る。
この片田舎にイギリス女性が訪れて、小さな子どもたちのためにスケボーランドを作るというとてつもないアイデアを実現しようとする。スケボーに現を抜かす娘を早く嫁がせるために借金して縁談話しを進める父親とそこから逃走する少女。そして彼女を支援する幼い弟などが感動的にドラマをもり立てる。
町山さんの話しにもあるのだが、彼女たちに”夢は?”と聞いても答えられない。カースト制度とは生まれた身分を少しも動くことが許されないから、夢を見ることの意味さえ知らない子どもたちだ。そんな子どもたちを開放する映画。
かたや、日本はというと目に見えないカースト制度がまだまだ立ちはだかる。というか以前よりもまして右へ右へと揺れてゆく。それに誰も気づかないような。池袋の交通事故もそうだ。鮫島浩さんのツイッターでは、あの田中均氏もツイートを始めたそうだが、安倍晋三の独裁政治に傾くきっかけも紹介されている。
格差はあるのだ。そして日本のほうがよほどどい状態なのを誰も知らない。
それは選挙結果が物語っている。
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