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しょうもない

プロミシング・ヤング・ウーマン

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あらかじめいいますが、こんなしょうもなブログ読むぐらいなら、ほかのことやったほうがいいと思いますよ。この記事読んでも時間のムダですからね。時間は有効に使いましょう。

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ということで今日、大ファンのキャリー・マリガンさん主演『プロミシング・ヤング・ウーマン』を、日比谷まで行って先行上映を鑑賞してきた。素晴らしかった。ちなみに配給はパルコだ。『アメリカン・ユートピア』もそうだが、パルコの文化活動部門はよくやっていると思う。セゾンの名残りで唯一の存在だろう。渋谷パルコは文化スペースとして日本の最先端だと思う。

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ネタバレにならないように書かないといけないのだが、まずタイトルの「将来を約束された若い女性」が誰か?という話である。キャリー・マリガン演じるキャシーという女性はすでに30を超えており、お世辞にも”若い女性(ヤングウーマン)”とは言い難い。才能ある将来を嘱望された”かつて”若かった女性のことを軸に描かれたドラマである。とてもよく練られていてアカデミー賞受賞も納得だ。監督と脚本をエメラルド・フィネルが担当している。とても才能を感じさせる女性だと思う。

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キャラクター構成も素晴らしく、この復讐劇をドロドロしたドラマにするだけにとどまらず、特に主人公のキャシー(カサンドラ)のデザイン、そして彼女が住んでいる家や部屋などのイメージも実によく描かれている。それぞれのシーンに理由がある。キャシーが本当に男たちに求めたものは何か?そして彼女のどぎついメイクは『ジョーカー』をイメージさせ、背景に流れるブリトニー・スピアーズやパレス・ヒルトンの曲も大きな意味がある。

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キャシーが一人ひとり、ある理由で男を誘惑し、そして男たちに復讐するというドラマは側面的には痛快なのだが、単にそれだけでは終わらない複雑な女性の強い思いがこの映画にははっきりと描かれている。そんな彼女がほろりと医学生と恋愛におちる。しかしここにもまた二転三転する展開が待っている。『スキャンダル』という映画が連想されるが、あの映画に出ていたマーゴット・ロビーがこの映画をプロデュースしているのも面白い。広い意味では『スワロウ』や『ウェイブス』もまた同じテーマと言える。

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この映画は女性を十分に満足させる映画であるだけでなく、むしろ男性が目を背けたくなるような映画であることを意識して、多くの男性が見るべき映画なのだ。その先の狙いは1点だ。この映画は男性に対するメッセージとしてある1点を目指している。そのことは映画を見ればわかる。極めて普遍的で現代性の高い素晴らしい映画だ。

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