dalichoko

しょうもない

マン・レイ 女性たちの今

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マン・レイの作品をじっくり見据えつつ、彼の生きた時代、つまり1920年代以降のあらゆる時代に思いを巡らせる。狂騒の時代と言われる1920年代は、日本でいえば高度経済成長からバブルに向かう時代。そんな時代にマン・レイは多くの文化人や著名人と時間をともにし、それらを写真に残している。ジャン・コクトーパブロ・ピカソとの交流で彼の作品は更に変化と進化とともに変身を繰り広げる。

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しかし1930年代前後に世界大恐慌が起こる。そこでマン・レイは、それまでの彼の作品の上に”悲しみ”というエッセンスを折り込み、より印象的な作品を作り続けている。恐慌の行く先は常にファシズムが待ち受ける。日本のデフレはファシストにって彼らの存在をより強固とするための絶好の機会だ。当時もまた同じで、次第に世界は戦争へと向かってゆく。

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ここで出会ったジュリエット・ブラウナー(5人目の女性)とともに祖国アメリカのハリウッドに向かう。戦禍を避け、ハリウッドで多くの著名人らと交流する中で、それなりの成果を出し、注目もされるのだが、彼にはアメリカが「文化の遅れた国」という印象だったようだ。そしてジュリエットを説得して再びパリに戻る。彼はいわばアメリカを好きになれなかったアメリカ人だったようだ。

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この展示のメインテーマである「女性たち」についても、極めて現代性を感じさせる。マン・レイが惹かれてゆく女性たちは、ぞれぞれに魅力的でありながら、それぞれに「自立した個性」をもっていた。この個性がマン・レイを刺激し作品に爆発をもたらすとういう循環が彼の生涯だったのではないだろうか。傍らで、いまでも女性蔑視、女性差別が言われている現代で、『プロミシング・ヤング・ウーマン』や『ブラック・ウィドウ』などもまた、マン・レイの作品に紐付けられているように感じさせる。

 

そしてこの文脈で三嶋喜美代さんらの作品を並べた『アナザー・エナジー展』という展示へとつながってゆくことも理解できたような気がした。とても刺激的な展示だった。

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