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しょうもない

Crip Camp ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明け

Crip Camp ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明け
 
ミシェルとバラク・オバマ夫妻がプロデュースした作品で、このブログで紹介した『アメリカン・ファクトリー』も彼らの作品で、あちらはアカデミー賞を受賞している。
 
障害者の映画というと色々思い出されるが、虐待という意味だと『チョコレートドーナツ』だし、別の意味だと『ライド・ライク・ア・ガール』だ。いずれもネタは控えるが、とにかく感動する。日本の映画だと『37セカンズ』だ。いずれも特定の個人に近寄って描くドラマだが、こちらは本当にあったドキュメンタリーである。

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バリアフリーについては日本も少しずつだが進歩しているが、これは自然にそうなったのではなくて、彼らが勝ち取った権利なのである。そしてこれは日本ではあまりなじまないが”ムーブメント”だった、というのが面白い。つまりヒッピーとかフラワームーブメントのことである。

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ある場所に障害者が集団で生活している。ここはお互いが自由で束縛されない。日本だとどうだろう、施設というイメージに囚われると管理社会の象徴のように思われるがそうではない。お互いが権利を認め自由に踊ったり歌ったりする仲間なのだ。そんな彼らが障害者の権利を主張するようになり、当時の公民権運動やカウンター・カルチャー(ビートルズ)から広がった1960年代に、多くのデモ運動家たちと合流して、大きなムーブメントとなってゆく。

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1977年、ついに彼らは連邦政府ビルを占拠。ブラックパンサー党やLGBTと合流して、ついに国会を動かすのである。
もし時間のある方はこちらの記事(You Tubeは削除されている)を読んでいただくとわかるのだが、日本でこうした動きをすると、過激派とか暴力という印象が強くて、警察に捕まるのではないか?とか国家公安に睨まれるのではないかと懸念する。しかしそうではない。デモ運動は権利なのだ。もちろん1960年代と今では時代も違うのだが、どうやら日本では報道も含めてなにかを主張すると潰されると思われている。
 
この映画は、障害者の集団を写しつつ、それとはまるで違うなにか?を教えてくれるような気がする。
(=^・^=)
 
 

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