サンダーフォース -正義のスーパーヒロインズ-
夫唱婦随。
ベン・ファルコーンが奥さんのメリッサ・マッカーシーを主演にしたスーパーヒーロー映画『サンダーフォース』。いつもの通りしょうもないギャグ連発のしょうもない映画だ。正直言うとこの耐え難いしょうもなさにも最近次第に慣れてきて、少し前に見た『ザ・キッチン』というDCコミックス系の映画などはメリッサの別の面を感じさせた。
しかも今回は、オクタビア・スペンサーとの共演ということで、この二人が出ているというだけで見逃すわけにはいかない。
物語は幼馴染のガリ勉黒人女性とおおらかな白人女性が大人になってスーパーヒーローとなり、悪と戦うという話。極めて単純でばかっぽい話。科学の進化で肉体を改造して、スーパーパワーを手に入れたメリッサ演じるリディアと、開発して今は大金持ちのエミリー。エミリーは透明人間になる技を得る。しかも彼女の娘は目に見えない俊足で・・・と聞けば『Mr.インクレディブル』のパクリなのは明らか。
敵にはシカゴ市長選候補とその部下たち。部下の中には手がカニのハサミになった男がいて、これはヒュー・ジャックマンの当たり役『XーMEN』シリーズ『ウルヴァリン』そのまんまである。このしょうもなくもしょうもない映画だが、敵役の市長候補が超能力を持って市民を支配しようとする、という展開はこれ、まさにドナルド・トランプを意識しているとしか思えない。簡単に言うと、トランプを黒人と白人の女性がやっつける、という構図になっている。
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