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しょうもない

激動 日本左翼史 池上彰・佐藤優 「60年安保」

真説 日本左翼史』の知られざる内容を学んで、続編を迷わず購入。この後第3巻が予定されているらしい。このシリーズの大前提が「来たるべき左翼の時代」とある以上、歴史に学ばなければ明日はない。共産主義に向かうメカニズムとして、原始、奴隷、封建、資本、社会と並び、これらはいずれも成熟した状態で次の時代へと移り変わる。未来を予想するために、過去に学ぶこの本を数回にわたって紹介する。

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1、60年安保 社会・共産の対立
まず60年安保は岸信介が強引にアイゼンハワーを来日させたくて強行採決したことが引き金だったようだ。安保条約の内容そのものは国論を二分するようなものではなかった。共産党は「アメリカを追い出す」という姿勢に対し、当時の社会党は「平和革命絶対主義」で対立する。確かにこの本を読むと、当時の共産党が時として冷淡な対応をしたことに疑問が残る。一例で言うと、日教組の労働運動に共産党は「教師は聖職だから労働者ではない。」とし、あくまでも対米従属論1本で主張を曲げなかったことが野党連合に至らなかった原因ともとれる。

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特に佐藤優さんは社会党系の学生運動をされてこられた方なので、当時も今も共産党に対するアレルギーは強そうだ。それでも党として現在まで存続する結束力と規律、そしてある意味で「したたかな組織」として共産党を見ていることがうかがえる。
 
つづく・・・
 
 

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